医療費の問題も生じる高血圧の基本治療とマッサージ

高血圧は多くの人が患うことになってしまっている疾患の一つであり、特に増えてきているのが生活習慣病としての疾患です。血圧が高い状況が続くことによって合併症を生じやすいというのが大きな問題となっており、重篤な合併症の治療にかかる費用も莫大となっていくことから医療費の高騰という国家的な問題という側面も有しています。合併症の予防には降圧剤を用いるというのが基本であり、それと同時に食事療法や運動療法を行っていくというのが現代医療における標準的な治療方針です。こういった生活習慣の改善によって降圧剤を用いなくても血圧が正常になるようになることを目指すことになりますが、それが容易ではないこともあり、長期戦の様相を呈することが多いのが実情です。その間は合併症のリスク回避のために降圧剤を飲み続けなければならず、単価の安い降圧剤を使用していても長期的には莫大な医療費がかかることになってしまっています。高血圧治療において新たに注目されているものにマッサージがあります。マッサージを行うことによって血流がよくなるということはよく知られていることですが、それをうまく利用することによって治療効果が期待できるのではないかと考えられるようになってきています。よく注目されているのがふくらはぎマッサージとリンパマッサージの二つです。高血圧の原因となりうるのが下肢のむくみであり、ふくらはぎマッサージによって血流を良くしてむくみをとることで血圧が低くできる可能性があるのです。また、リンパマッサージは全身の血行がよくなることが知られているため、それによって余分な水分貯留が減ったり、リラックスできることでストレス軽減になったりすることが効果をもたらすとされています。